櫻庭　政春(さくらばまさはる)
　　1965年生まれの51才。青森県板柳町でりんご7.0haを経営し、
　春の剪定から秋の収穫まで高品質りんごの栽培技術の研鑽に日々努めています。
　平成２４年に県知事から青森県農業経営士に認定されました。
　「桜庭りんご農園」HPで宅配も受付しています。

親子三世代にわたってりんごを栽培しています。
　糖度が高くおいしいりんごができるといわれる「わい化栽培」にいち早く取り組み、
　ようやく樹が成熟し良い物が安定して生産できるようになりました。
　公益財団法人青森県りんご協会から、わい化栽培部門で特別賞を受賞しました。
　＜りんご品種＞
　サンつがる、黄王、昂林、トキ、シナノスィート、ジョナゴールド、
　シナノゴールド、王林、ぐんま名月、サンふじ、葉とらずサンふじ。

　　昨年１２月１６日から２０日まで台湾を訪問し、
　台北のカルフールと台中の楓康超市で青森りんごのPRを兼ねて試食販売を行いました。
　私たち 生産者が直接売り場に立ち説明をすることでお客さんもりんごの選び方や品種の
　特性を知り理解を深めていただいたと思います。
　近い将来、自分が育てたりんごを台湾へ輸出したいです。

　２月のりんご園地は、一面真っ白な雪に覆われています。
気温マイナスの厳しい寒さの中、おいしいりんご作りには欠かせない
「りんごの枝を剪定する作業」をしています。
この作業の善し悪しがりんごの生産量や品質を左右する大事な作業です。

　順調に生育し大玉で着色のよいおいしい高品質なりんごができました。

東　正貴
　２００８年に雑貨店を退職し、就農しました。
当時は３ha強の作付面積でしたが、就農３年で６haに拡大しました。
それに合わせ、ほぼ全量をＪＡに出荷していたものを改め、
通販など直接販売の数量を増やしています。
将来的には、全量直接販売の可能性を模索しています。

　　農協や市場での引き合いに合わせた生産は半分。
　もう半分は通販で直接届ける消費者が満足いくように味を重視しています。
　りんご本来の味に仕上げた完熟りんごの出荷を目指しています。

　　農家による直接販売の可能性としての輸出に期待しています。
　生果だけでなく、加工品の輸出の可能性を模索していきたいです。
　台湾サイドのビジネススタイルも把握したいです。
　また、今後は、ほかのアジア圏内の輸出についても検討していきたいです。

　在庫のサンふじを通販用に梱包し、発送しています。

　味、色ともに良くおいしく仕上がりました。

齋藤　寿
　1977年生まれの38才。青森県板柳町でりんご4.2haを経営。農林水産省農業者大学校卒業後りんご栽培を開始し15年目、りんご協会板柳支会と板柳町わい化研究会に所属。高品質りんごの栽培技術の研鑽に日々努めています。
「陽だまりりんご」HPで宅配も受付しています。http://www.hidamari-ringo.com

近所の子供たちが収穫お手伝い。美味しいりんごをどうぞ

自慢のサンふじおいしいよ

＜栽培のこだわり＞
わい化栽培、葉とらずりんご、完熟りんご、蜜入りセンサー選別による蜜入りりんご。消費者に人気のりんごを栽培。
＜りんご品種＞
サンつがる、黄王、昂林、トキ、シナノスイート、ジョナゴールド、シナノゴールド、王林、ぐんま名月、サンふじ、葉とらずサンふじ。
10品種の完熟100%りんごジュース180mlをセット販売。

商品の一部（りんごとジュース）

　青森りんごの市場評価や消費者の嗜好を把握するため、今年１２月１６日から台湾を訪問しました。近い将来、自分が育てたりんごを台湾へ輸出したいです。

台湾の市場で青森りんごの評価を聞き取り

　１１月でりんごの収穫を終わり、１２月はお歳暮や宅配に向けて出荷作業の真っ最中です。

　春先の好天により開花が早まり、その後も順調に生育し大玉で着色のよい美味しい高品質なりんごができました。

鹿内 憲一
　旧浪岡町（現青森市）において５代100年続くりんご農家の５代目です。
青果市場向けりんごの他、個人向けの良食味りんごを目指し、葉とらず栽培にも取り組んでいます。

　市場出荷をメインに、農協や地元の「道の駅アップルヒル」等に出荷していますが、販売チャネルの増加と所得の向上を目指し、ネット通販にも取り組んでいます。

　今回は１農家が輸出に取り組むことが可能かどうか、また、商品としてどのようなりんごが求められるか、実際に輸出に取り組む場合の有益性を知りたいと思っています。

　現在、中生品種の収穫が概ね終了し、主力品種である「ふじ」の着色管理を全力で進めています。

　浪岡地域は、開花期が他の地域と比べて遅いこともあり、りんごはやや小ぶりですが、食味と着色は良好に仕上がっています。
「ふじ」と「王林」の着果量が平年に比べ20～30％程度少なめなほかは平年並みの着果量となっています。

外崎　裕一
　2013年に企業を退職し、就農しました。約1.6haのりんご園とジュース加工場を家族で経営しています。
生産・出荷するだけの農家では今後の未来はないと考え、直接消費者にお届けすることを主体とした経営を目指しています。

　「ふじ」を主体にした品種構成で、「ふじ」、「サンふじ」を多く栽培しています。近年では食べる人のニーズに合わせた品種も増やしています。
自社の加工場を持ち、りんごジュースの加工・販売のほか、地元りんご農家さんからの加工委託も行っています。

　海外の「アップル」と青森の「りんご」はまったく違うものであり、「りんご」は世界で受け入れてもらえると信じています。
これからも青森の「りんご」の品質を落とすことなく、お届けできるように努めていきます。

　「ふじ」、「サンふじ」の果実に日が当るようにりんごを人の手で一つ一つ回しています。この作業をすることで色ムラのない、赤いりんごを作ることができます。
日々の園地作業では、味だけではなく、見た目でも美味しいりんごを生産することに努めています。

　「早生ふじ」は、取引先から「今年は糖度が高い」と評判も上々です。これから収穫期を迎える「サンふじ」も期待してください。

森山聡彦（もりやまとしひこ）43歳。
　青森りんご発祥の地、弘前市樹木で、明治中期より先祖代々、8.7haのりんご畑を経営して参りました。標準の6倍もの面積を家族で経営してきた経験を活かし、担い手不足の問題を農家目線で解決法を研究して参りました。それらを実行するため、2015年2月17日、もりやま園株式会社を設立しました。

　園内のりんごの樹にはツリータグという標識（実用新案登録済）を設置し、栽培管理の徹底を図っています。環境保全型農業に取り組んでいて、従来の農薬だけに頼らずに、天敵の保護、病害虫の住みにくい環境づくりに努め、減農薬と病害虫の防除とを両立しています。（青森県特別栽培農産物認証園：節減対象農薬5割減、化学肥料不使用）

　青森県のりんごの魅力をもっと掘り下げ、世界中の人々に評価していただけるよう、努力して参ります。

　早生種の未希ライフやつがるの収穫が終わり、主力品種のふじの着色管理で大忙しです。

　今年は生育が早く、着色も良好です。出荷した早生種の評判も上々で、インターネット販売のお客様からは「完璧」「素晴らしい！」などと、嬉しい声をいただいています。中生種、晩生種もかなり期待できます。