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事業報告Business report

平成29年度事業報告書

期間平成29年7月 1日から平成30年6月30日まで

Ⅰ 基 本 方 針

 平成29年産のりんごは、4月以降気温が平年を上回る状況が続いたことで生育が早まり、黒石市のりんご研究所の観測データでは、ふじの開花日が平年より2日早い5月6日となり、遅霜による凍霜害も無く、今のところは順調な生育となっている。結実量も十分ある状況で、今後も大きな気象災害に見舞われることがなく、出来秋には高品質なりんごが出荷できるよう期待している。
 一方、りんごを取り巻く環境は、消費の減退傾向に歯止めがかかっていない。国の家計調査によれば、りんごの一世帯当たりの支出金額、購入数量ともに前年を下回っている。生産面では高齢化・担い手不足などによって、有袋栽培が減少するなど本県の強みである周年出荷体制に翳りが見られており、生産・流通両面にわたって多くの課題が山積している状況にある。
 輸出については、24年産で為替相場が円安に切り替わってからは増加に転じ、26から27年産で3万tを上回り、これまでの輸出量の記録を更新したが、28年産は一転して日本産の高値の影響で3万トンを下回っている。主力の台湾では、産地間競争も激化してきているので、24年にスタートした台湾青森りんご友の会のネットワークを活用するなどして一定量の輸出を確保していく取り組みを行う。また、台湾に次ぐ市場開拓を模索する取り組みが必要になってきていることから、昨年設置した香港青森りんご友の会を活用するなどして香港市場の安定成長を目指した取り組みの強化に努めたい。

Ⅱ 実施事業及び実施方法

  • 輸出拡大事業
    • 青森りんご販売促進活動事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会と一体となって、台湾・香港に次ぐ販路拡大を図るため、シンガポール・マレーシアにおいて輸入業者との商談や市場調査を行った。
        平成30年1月 シンガポール・マレーシア

  • 輸出促進事業
    • 輸出対策及び消費宣伝事業

       県や青森県りんご対策協議会と連携し、消費宣伝事業と関係機関への表敬事業を実施した。
        平成29年12月 青森りんご台湾消費宣伝事業 台湾

    • 情報の提供等

       世界経済の動向や近隣諸国の青果物の生産、流通状況等に関する情報を得るため輸出講演会を開催したほか、輸出に関する情報を随時提供した。

    • 在日大使館等りんご贈呈事業

       輸出の拡大、輸出を円滑に行うための人脈づくりや各国との友好関係を更に深めるために、各大使館等を表敬訪問し、りんごを贈呈した。

  • 輸出安定化事業
    • 青森りんご輸出促進支援事業

       県産りんごの最大の輸出先である台湾市場への輸出量の拡大を図るため、台湾の貿易業者等で組織する「台湾青森りんご友の会」との連携を強化して、台湾での県内りんご販売関係者並びに生産者等との意見交換会の開催や、台湾青森りんご友の会代表を招へいしての産地視察・意見交換会を実施した。
        台湾同様に、昨年設置した香港青森りんご友の会の代表を招へいして、香港での青森りんご消費拡大を図る。
      産地見学会:平成29年10月 弘前市
              台湾青森りんご友の会代表8名を招へい
              香港青森りんご友の会代表2名を招へい
        情報交換会:平成29年12月 台北市
              台湾青森りんご友の会代表と産地側の情報交換
      メールマガジン:ホームページ(http://ca-ringo.jp/)情報を活用

平成28年度事業報告書

期間平成28年7月1日から平成29年6月30日まで

Ⅰ 基 本 方 針

 平成28年産のりんごは、3月以降気温が平年を上回る状況が続いたことで生育が早まり、黒石市のりんご研究所の観測データでは、ふじの開花日が平年より4日早い5月4日となったほか、その後の果実肥大も順調に進んでおり、6月1日現在の調査結果では、ふじの横径が平年対比147%となっています。その後遅霜による凍霜害もなく、順調な生育となっており、結実量も十分ある状況で、今後も大きな気象災害に見舞われることがなく、出来秋には高品質なりんごが出荷できるよう期待しています。
 一方、りんごを取り巻く環境は、消費の減退傾向に歯止めがかからないものの、消費増税の延期で消費回復を期待したい。また、生産面では高齢化・担い手不足などによって、有袋栽培が減少するなど本県の強みである周年出荷体制に翳りが見られており、生産・流通両面にわたって多くの課題が山積している状況にある。
 輸出については、24年産で為替相場が円安に切り替わってからは増加に転じ、26年産では3万tを上回り、これまでの輸出量の記録を更新し、27年産ではさらに上積みしている。しかし主力の台湾では、産地間競争も激化してきているので、24年にスタートした台湾青森りんご友の会のネットワークを活用するなどして一定量の輸出を確保していく取り組みを行う。また、台湾に次ぐ市場開拓を模索する取り組みが必要になってきていることから、近年輸出が増えている香港市場の安定成長を目指した取り組みの強化に努めたい。

Ⅱ 実施事業及び実施方法

  • 輸出拡大事業
    • 青森りんご販売促進活動事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会と一体となって、台湾・香港に次ぐ販路拡大を図るため、中国山東省と上海市において輸入業者との商談や市場調査を行う。
       平成28年9月 中国山東省、上海市

  • 輸出促進事業
    • 輸出対策及び消費宣伝事業

       県や青森県りんご対策協議会と連携し、消費宣伝事業と関係機関への表敬事業を実施する。
       平成28年12月及び平成29年2月 青森りんご台湾消費宣伝事業 台湾

    • 情報の提供等

       世界経済の動向や近隣諸国の青果物の生産、流通状況等に関する情報を得るため輸出講演会を開催するほか、輸出に関する情報を随時提供する。

    • 在日大使館等りんご贈呈事業

       輸出の拡大、輸出を円滑に行うための人脈づくりや各国との友好関係を更に深めるために、各大使館等を表敬訪問し、りんごを贈呈する。

  • 輸出安定化事業
    • 青森りんご輸出促進支援事業

       県産りんごの最大の輸出先である台湾市場への輸出量の拡大を図るため、台湾の貿易業者等で組織する「台湾青森りんご友の会」との連携を強化して、台湾での県内りんご販売関係者並びに生産者等との意見交換会の開催や、台湾青森りんご友の会代表を招へいしての産地視察・意見交換会の実施する。
      産地見学会:平成28年10月 弘前市
              台湾青森りんご友の会代表7名を招へい
              新たに香港から3名を招へい
        情報交換会:平成28年12月 台北市
              台湾青森りんご友の会代表と産地側の情報交換
      メールマガジン:ホームページ(http://ca-ringo.jp/)情報を活用

  • 防除体系確立事業

       国の果樹研究所から委託されて、台湾・香港など主要輸出国における残留農薬基準に合格できるかどうかの検討に参加する。
      りんごのサンプル提供:8品種19サンプル、2選果場
      香港等の実態調査:8月

平成27年度事業報告書

期間平成27年7月1日から平成28年6月30日まで

Ⅰ 基 本 方 針

 平成27年産のりんごは、4月下旬以降気温が平年を上回る状況が続いたことで生育が一気に進み、黒石のりんご研究所の観測データでは、ふじの開花日が平年より9日早く、満開日も12日早くなるなど順調なスタートを切りました。その後遅霜による凍霜害もなく、果実の肥大も過去最大並みとなっており、結実量も十分ある状況で、今後も大きな気象災害に見舞われることがなく、出来秋には高品質なりんごが出荷できるよう期待したい。
 一方、りんごを取り巻く環境は、消費の減退傾向に歯止めがかからない中、消費税のアップなど更に不安材料が重なっている。また、生産面では高齢化担い手不足などによって、有袋栽培が減少するなど本県の強みである周年出荷体制に翳りが見られており、生産・流通両面にわたって多くの課題が山積している状況にある。
 輸出については、22年産以降国内相場の高騰や超円高の影響を受けて大幅に落ち込んできたが、24年産で為替相場が円安に切り替わってからは増加に転じ、26年産では3万t目前まで伸ばし、これまでの輸出量の記録を更新している。しかし主力の台湾では、原産地証明などの規制を強化しており、産地間競争も激化してきているので、24年にスタートした台湾青森りんご友の会のネットワークを活用するなどして一定量の輸出を確保していく取り組みを行う。また、台湾に次ぐ市場開拓を模索する取り組みが必要になってきていることから、近年輸出が増えている香港市場などを県、りんご関係機関・団体と連携しながらこれの開拓に取り組むものとする。

Ⅱ 実施事業及び実施方法

  • 輸出拡大事業
    • 青森りんご販売促進活動事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会と一体となって、東南アジアへの青森りんごの輸出拡大を図るため、経済発展が著しく過去に青森りんごの輸入実績のあるタイにおいて輸入業者との商談や市場調査を行うなど台湾に次ぐマーケット確保を模索する。 また、最近輸出量が急増している香港市場の流通実態を調査し、今後の対応に活かすものとする。
       平成27年1月 タイ

  • 輸出促進事業
    • 輸出対策及び消費宣伝事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会や青森県りんご対策協議会と連携し、消費宣伝事業と関係機関への表敬事業を実施する。
       27年12月及び28年1月 青森りんご台湾消費宣伝事業 台湾

    • 情報の提供等

       世界経済の動向や近隣諸国の青果物の生産、流通状況等に関する情報を得るため輸出講演会を開催するほか、輸出に関する情報を随時提供する。

    • 在日大使館等りんご贈呈事業

       輸出の拡大、輸出を円滑に行うための人脈づくりや各国との友好関係を更に深めるために、各大使館等を表敬訪問し、りんごを贈呈する。

  • 輸出安定化事業
    • 台湾向け青森りんごレベルアップ事業

       県産りんごの最大の輸出先である台湾市場への輸出量の拡大を図るため、台湾の貿易業者等で組織する「台湾青森りんご友の会」との連携を強化することを主眼として、台湾での県内りんご販売関係者並びに生産者等との意見交換会の開催や、台湾青森りんご友の会代表を招へいしての産地視察・意見交換会の実施、並びにメールマガジン等の発行による情報を発信する。
      産地見学会:平成27年10月 弘前市
              台湾青森りんご友の会代表10名を招へい
        情報交換会:平成27年12月 台北市
              台湾青森りんご友の会代表と産地側の情報交換
      メールマガジン:ホームページ(http://ca-ringo.jp/)情報を活用

平成26年度事業報告書

期間平成26年7月1日から平成27年6月30日まで

Ⅰ 概 況

 平成26年産のりんごは、4月下旬以降気温が高めに推移したため、りんごの開花が平年より3~4日早まるなど順調なスタートを切りました。果実の肥大も平年を上回っており、結実量も十分ある状況で、今後も大きな気象災害に見舞われることがなく、出来秋には高品質なりんごが出荷できるよう期待したい。
 一方、りんごを取り巻く環境は、消費の減退傾向に歯止めがかからない中、消費税のアップなど更に不安材料が重なっている。また、生産面では高齢化担い手不足などによって、有袋栽培が減少するなど本県の強みである周年出荷体制に翳りが見られており、生産・流通両面にわたって多くの課題が山積している状況にある。
 輸出については、22年産以降国内相場の高騰や超円高の影響を受けて、大幅に落ち込んできたが、24年産で下落傾向に一定の歯止めがかかり、25年産では再び2万トンに迫る水準に達している。しかし主力の台湾では、産地間競争が激化してきているので、24年にスタートした台湾青森りんご友の会のネットワークを活用するなどして一定量の輸出を確保していく取り組みを行う。また、台湾に次ぐ市場開拓を模索する取り組みが必要になってきていることから、県、りんご関係機関・団体と連携しながらこれに取り組むものとする。

Ⅱ 実施事業及び実施方法

  • 輸出拡大事業
    • 青森りんご販売促進活動事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会と一体となって、東南アジアへの青森りんごの輸出拡大を図るため、近年経済発展が著しく過去に青森りんごの輸入実績のあるタイにおいて輸入業者との商談や市場調査を行うなど台湾に次ぐマーケット確保を模索する。
       平成27年1月 タイ

  • 輸出促進事業
    • 輸出対策及び消費宣伝事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会や青森県りんご対策協議会と連携し、消費宣伝事業と関係機関への表敬事業を実施する。
       26年12月及び27年1月 青森りんご台湾消費宣伝事業 台湾

    • 情報の提供等

       世界経済の動向や近隣諸国の青果物の生産、流通状況等に関する情報を得るため輸出講演会を開催するほか、輸出に関する情報を随時提供する。

    • 在日大使館等りんご贈呈事業

       輸出の拡大、輸出を円滑に行うための人脈づくりや各国との友好関係を更に深めるために、各大使館等を表敬訪問し、りんごを贈呈する。

  • 輸出安定化事業
    • 台湾向け青森りんごレベルアップ事業

       平成24年に創設した台湾青森りんご友の会では、台湾、青森双方のりんご販売関係者がより一層の協力関係を築いて、今後の台湾での青森りんごの販売を有利に進めようとしているが、この会を円滑に運用するために、ホームページ等を活用した情報共有、友の会代表者招へいによる産地見学会の実施、台湾での情報交換会を開催する。

平成25年度事業報告書

期間平成25年7月1日から平成26年6月30日まで

Ⅰ 概 況

 平成25年産の青森りんごの生産量は、41万2千トンとなり、平年作だった前年対比92%となりました。2年続きの豪雪で山間部のりんごが被害を受け、春先の低温で開花が平年より12日遅れとなったほか、9月の台風18号による記録的豪雨で岩木川流域で過去最大の被害を受けました。果実の肥大は開花遅れの影響などがあって地域差はあったもののその後回復し、品質も良好で障害果の発生も少なかった。
 一方、平成25年産りんごの販売価格は、5月末までの累計平均価格が、産地市場で1キログラム当たり191円、対前年比116%、対5カ年中庸3ヶ年対比120%となった。消費地市場では1キログラム当たり299円、対前年比118%、対5カ年中庸3ヶ年対比120%と産地、消費地ともに平年並みだった前年を大幅に上回る水準で推移した。
 輸出については、主な輸出先である台湾において、日本産は競合するアメリカ産が不作による高値などで敬遠され、輸出量が大幅に回復するとともに、香港向けが2千トンを超えるなどで、5月末現在で、台湾向けが1万6千5百トン、全体で1万9千3百トンまで回復し、目標とした2万トンに迫る輸出量となりました。

Ⅱ 実施事業

  • 輸出拡大事業
    • 青森りんご販売促進活動事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会と一体となって、東南アジアへの青森りんごの輸出拡大を図るため、近年経済発展が著しく過去に青森りんごの輸入実績のあるタイ・マレーシアにおいて輸入業者との商談や市場調査を行うなど青森りんごの販売促進活動を実施した。
       平成25年11月24日から30日 タイ・バンコク、マレーシア・クアラルンプール

  • 輸出促進事業
    • 輸出対策及び消費宣伝事業

       青森県農林水産物輸出促進協議会や青森県りんご対策協議会と連携し、主力市場の台湾には検疫問題や残留農薬問題などを克服して、今後も安定的な輸出が維持できるよう、これまで先人が永年に亘って築き上げてきた緊密な友好親善関係を維持発展させながら、消費宣伝事業と関係機関への表敬事業を実施した。
       また、昨年に引き続き台湾青森りんご友の会親善ゴルフ大会を開催した。
       平成25年12月13日から18日 台北市、高雄市、台中市
       平成26年 1月24日から27日 台北市

    • 情報の提供等

       世界経済の動向や近隣諸国の青果物の生産、流通状況等に関する情報を得るため輸出講演会を開催するほか、輸出に関する情報を随時提供した。

    • 在日大使館等りんご贈呈事業

       12月11日から12日に青森りんごの更なる輸出拡大を図るために台湾、香港、タイ、ベトナム4カ国・地域を対象国とし、各大使館等を訪問し、りんごを贈呈するなどして青森りんごのPR活動を行った。
       また、11日には台北駐日経済文化代表処の代表13名を招待しての夕食会を開催し、交流を深めた。

  • 輸出安定化事業
    • 台湾青森りんご友の会情報発信事業

       平成24年に創設した台湾青森りんご友の会では、台湾・青森双方のりんご販売関係者がより一層の協力関係を築いて、今後の台湾での青森りんごの販売を有利に進めようとしており、そのために、青森県りんご輸出協会にホームページを開設して、情報を共有する体制を作るとともに、台湾青森りんご友の会の代表を産地に招へいした。
       ホームページの開設:(http://ca-ringo.jp/)
       産地見学会:平成25年10月6日から8日 弘前市
       台湾南部地区の代表10名を招へい

過去データ

平成25年度事業報告書